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第17回チョウ類の保全を考える集いがオンラインで開催されました


毎年恒例となっているチョウ類の保全を考える集いを2月14日に開催しました。
今年はコロナ禍により緊急事態宣言下での開催となったため、オンラインで行いました。
実際に顔と顔をあわせての講演ができない代わりに、インターネットの利点を活かし、イギリスのチョウ類保全団体の方に、イギリスでの取り組みを紹介していただきました。
また、協会の活動も例年よりも時間をかけてじっくり紹介しました。


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当協会代表理事の松村の挨拶のあと、まず協会の活動報告を行いました。

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協会の保全活動の報告では、昨年話題となったオガサワラシジミや、北海道のヒメチャマダラセセリ、中国地方のウスイロヒョウモンモドキの活動報告の後、庭のチョウ類調査の結果報告をはさみ、続いてアカハネバッタ、チャマダラセセリ、フサヒゲルリカミキリについての活動報告を行いました。



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後半では、イギリスのチョウ類保全団体を代表して、Martin Warren氏よりイギリスのチョウ類保全団体の歩みをご紹介いただきました。Martin氏の講演では同時通訳を行いました。


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Martin氏には、イギリスでの会員の増加の過程や、市民調査の様子、実際の保全の現状や資金調達についてなど、様々な事柄を紹介していただきました。
会員を増やすためには、まずは簡単な市民参加型の調査に協力してもらうことが有効だとわかりました。


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今回の集いでは、聴講者は381名となり、普段より大勢の方に聞いていただくことができました。

会場を設けての講演では、参加者が近くの方に限られてしまうなどのデメリットがありますが、オンラインでは全国、全世界から参加いただけるメリットがあると感じました。
また、気軽に参加登録できるので、参加者の世代も広がったのではないかと思います。
会場とは違う、オンラインでの良さを実感した会となりました。


2021. 3. 2
事務局 Hiyama

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Author:JBCS
日本チョウ類保全協会の公式BLOGです。環境の影響を受けやすいチョウの観察・保全を通じて、自然の大切さを発信しています。

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