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日本鱗翅学会自然保護セミナーに参加しました

3月2日(土)に鱗翅学会主催の「第10回日本鱗翅学会自然保護セミナー チョウ類の永続的保護に向けて」が大阪難波の大阪府立大学I-siteにて開催されました。
このセミナーは日本鱗翅学会が主催し、5年に1回開催されています。
第10回目となる今回は、日本各地より鱗翅目の保全を実施されている方々が一堂に会し、チョウやガの現状を語りました。

I-siteは大阪御堂筋線大国駅から徒歩10分ほどのところにあり、きれいな建物でした。
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150名程が参加されており、広い会場はほぼ満員でした。
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はじめに鱗翅学会会長の八木孝司先生よりご挨拶があった後、各演題がスタートしました。
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矢後勝也氏からは日本のチョウの保全の現状が語られました。
当協会でも活動しているツシマウラボシシジミの保全活動の現状や、生息域外飼育の効率化に向けた食草や越冬に関する研究結果など、協会の活動とかかわりの深いお話が紹介されました。
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当協会の中村も北海道のアサマシジミの現状と保全活動について報告しました。
北海道のアサマシジミは特に生息地が限られており絶滅の危機に瀕していること、また、その保全対策として、生息地で草刈りなどの活動を実施し、生息環境は改善されつつあるものの、まだ個体数が増える状況にまで至っていないことなど、成果が上がるには時間がかかることや実際の活動ではさまざまな課題があることについて語りました。
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また、当協会の松村代表理事、ヒョウモンモドキ保護の会の岩見氏も、それぞれ群馬のミヤマシロチョウ、広島のヒョウモンモドキについて、現状や活動状況について報告され、協会とかかわりのある活動の報告が続きました。
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休憩時間には特別に協会のブースも出展させていただき、図鑑やピンバッジの販売、各種パンフレットの配布などを行いました。
場所が良かったためか行列ができ、見本で用意した図鑑まで完売するほど大盛況でした!
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プログラムの最後には講演者が前に並び、総合討論・質疑応答を行いました。
虫嫌いの方が世の中に非常に多いという社会状況の改善方法や、今後の効果的な保全の方法についてなど、幅広い議論が行われました。
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セミナーの終了後には懇親会も開催され、各地で保全を実施しされている方々や、ホストを務められた府大の先生方と交流を深めました。
チョウの保全活動や議論が今後もさらに活発になりそうな予感を感じた1日でした。
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2019. 3. 26 事務局 Hiyama

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