「春の裏高尾 チョウの観察会2017」を開催しました
- 2017/05/17
- 18:31
5月14日(日)に、日本チョウ類保全協会主催の「春の裏高尾・チョウの観察会2017」が開催されました。
今回は多くの方にお申込みいただき、参加者、スタッフ合わせて、総勢60名弱の大所帯でした。
そして、5つの班に分かれてスタート。
前日に降った雨で、木下沢林道はしっとりと新緑がきれいでした。
しかし。。。なかなか太陽が出てくれません。
チョウも、姿が見えず・・・。
すると、アオバセセリ出ました~という声が!
8分咲きのウツギの花で吸蜜していました。
高いところにいるので、なかなかピントが合いませんが、証拠写真です。。。
また少し進んだところのウツギには、アオバセセリが4頭も。
せわしなく翔んでいましたが、ここではみんなが観察できました。
チョウが少なかったので、昼食をとる予定のキャンプ場跡地には、予定より
1時間も早く着いてしまったので、お日様を待ちながら、早めの昼食。
すると、コミスジが、スーッと寄って来てくれたりしました。
少し明るくなってきて、午後の観察スタートです。
まずは、例年スミナガシに会えるポイントへ。
たくさんの目で、じーっと見ても、スミナガシは現れません。。。
仕方がないので引き返す途中、高速で飛ぶ黒いチョウが!!
スミナガシ様でした。
早すぎて、誰も証拠写真も撮れませんでしたが、記録表にはしっかり記入しました。
キャンプ場跡地に戻って来て、再出発しようとしたその時、
木陰にミヤマカラスアゲハが、翅を広げて休息していました。
順番に、撮影タイム。

(photo by M)
美しいチョウですね◇◇
午後1時半頃になると、お日様も出てきて、サカハチチョウも現れました。
そこにいたサカハチチョウとコミスジは、とても人懐っこくて、手や肩にとまり、
チョウとのふれあいタイムになり盛り上がりました。
このようにチョウがたくさん飛ぶのが、もう少し早く始まっていたら・・・と思いましたが、
後半にこのようなスペシャルタイムがあって、良かったです!
そのあと、地面のそばで、オオミズアオを発見。
オオミズアオは蛾ですが、ご参加の方の中に、ファンの方がいて、
ここでも盛り上がっていました。
優しく手に乗せて、観察!
それから今回、初めてご参加されたKさんは、チョウを指に乗せて撮影をする達人です。
オナガアゲハも、こんな風にパチリ♪

(photo by K)
チョウもポーズをとってくれているようですね。
最初の広場に戻って来て、皆さんで観察できたチョウを報告しあう「蝶合わせ」をしました。
今回は、23種類のチョウ+2種類の幼虫・蛹を観察できた結果となりました。
そのあと、当協会の説明や、庭のチョウ類調査のお誘い、「こげさわ調査クラブ」のご紹介、
わさびさんの「ちょうちょ通信」をお配りして、解散となりました。
ご参加された皆さま、スタッフとしてガイドやサポートをしてくださったボランティアの皆さま、
どうもありがとうございました。
この観察会は、来年も同時期に開催予定です。
また、次の観察会は、9月末~10月初めに東京都内で開催する予定です。
企画ができましたら、ホームページなどで広報いたしますので、ご参加をお待ちしております。
事務局 井上晴子◇”◇
(写真提供:益永、神谷、井上)